西予・宇和民具館で「端午の節句展」 10m超えのこいのぼりも(愛媛)
愛媛県西予市宇和町卯之町3丁目の宇和民具館で季節展「端午の節句展」が開かれており、10メートルを超えるこいのぼりや高さ約85センチの武者人形をはじめ約100点が来場者を楽しませている。29日まで。 展示品のうち、大正から昭和期にかけて制作された人形は全て市民からの寄贈品。忠臣蔵や豊臣秀吉をモデルにした人形もある。職員の仙波香菜子さん(47)は「当時の子どもたちにとってヒーローだった人物の作品。フィギュアを眺めるように見ても楽しい」と話している。 住宅事情の変化でこいのぼりなどを家庭で見る機会が減る中、子どもに日本の伝統文化を知ってもらおうと、2007年から毎年開催している。開館時間は午前9時~午後5時、月曜日休館(祝日の場合は翌日)。入館料(隣接の開明学校も含む)大人500円、小中学生300円。 近くの宇和先哲記念館(観覧無料)でも29日までのぼり旗などを展示している。
愛媛新聞社