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巨人・原監督、来季続投へ 山口オーナー明言「本当に立派な手腕」

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サンケイスポーツ

 巨人・山口寿一オーナー(63)が13日、広島19回戦(東京ドーム)の試合前に代表取材に応じ、原辰徳監督(62)の来季続投の方針を明言した。リーグ2連覇を目前にしている指揮官の手腕を高く評価し「当然、続投」と説明。原監督は就任時に3年契約を結んでおり、契約最終年となる来季もチームを託す考えを明かした。この日の試合は3-4で敗れた。  リーグ2連覇を前に、最大級の賛辞が並んだ。“常勝軍団”復活に導いた原監督に対して、山口オーナーが来季の続投を早くも明言した。  「本当に立派な手腕。1、2、3軍をまさに『ワンチーム』に束ねるマネジメント。コロナの特殊な状況の下でも、いい運営をやってもらっている。今年は想像していた以上に強くなった」  この日の試合前時点で60勝32敗4分、2位・阪神に12・5ゲーム差をつけ、優勝へのマジックナンバーを「12」としている。山口オーナーは、新型コロナウイルスの影響で開幕が大きくずれ込み、過密日程となるなどした異例のシーズンでも巧みな選手起用と采配で首位独走に導いている手腕を高く評価。5年ぶりのリーグVを果たした昨季に続く2連覇が間近に迫る中、監督本人とは「来年の話はまだしていない」としたが、今後正式に続投を要請する。  昨季から自身3度目の指揮を執る原監督。来季も続投すれば長嶋茂雄終身名誉監督の2期15年に並ぶ球団史上最長の指揮年数となる。今季は川上哲治氏の1066勝を抜いて監督としての通算勝利数で球団記録も更新するなど、歴史的名将の道を着実に歩んでいる。  編成面でも影響力を持つ指揮官は、6月の開幕後に4度のトレードを敢行。中でも楽天から獲得したウィーラー、高梨は優勝への大きな戦力となった。楽天から求められた捕手・田中貴を金銭トレードで送り出して“飼い殺し”を防ぐなど巧みなチーム運営にも「場当たり的に戦力補強をしているのは違う」と厚い信頼を寄せられている。  若手にも積極的にチャンスを与え、投手では戸郷、野手では松原ら若手が順調に育っている。9月に元木ヘッドコーチが虫垂炎で離脱した際は後継候補の一人とされる阿部2軍監督をヘッドコーチ代行に指名して経験を積ませるなど、長期的な視点でチームを動かしている点も評価の大きな要因となっている。  オーナーの意向を伝え聞いた原監督は「何て言ったらいいのか分からないね。もう明日のゲームのことで(頭が)いっぱい」としつつ、「チームを預かっている人間として、ありがたいお言葉」と頭を下げた。優勝が決まれば監督生活14年間で9度目。名将が、黄金時代の土台をさらに強固なものにする。(谷川直之)

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