「プロレス界の日本人メジャーリーガー」TAJIRIさんが初めて故郷・熊本県玉名市のリングに
熊本県玉名市出身のプロレスラーで、「プロレス界の日本人メジャーリーガー」とも呼ばれたTAJIRIさん(54)が28日、初めて故郷のリングに立った。会場の市総合体育館にはプロレスファンや友人ら約870人が集まり、熱狂に包まれた。 【動画】TAJIRIさん加入した九州プロレス、台風の目に
TAJIRIさんは1994年9月にデビュー。メキシコや米国に渡り、世界最大のプロレス団体「WWE」に所属して活躍した。帰国後の2023年からは福岡に本拠を置く九州プロレスに所属している。
玉名での試合は、デビュー30周年を迎えたTAJIRIさんが、「故郷のみんなにプロレスをみてもらいたい」と発案。九州プロレスが7月末からクラウドファンディングで資金を募り、無料公演が実現した。
試合は4試合で、スペインや台湾など海外勢も含めた計16人が出場した。3対3で行うタッグマッチに登場したTAJIRIさんは、相手が繰り出すチョップや投げ技に苦しめられたが、口から緑色の霧を吹く「毒霧」で反撃に転じ、最後はキックから相手を押さえ込み勝負を決めた。
「TAJIRIコール」で沸く観客に向けてTAJIRIさんは、「こんなにたくさんの人が見に来てくれるとは思わなかった。今、本当に幸せ」と語った。