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テスラが北米と中国で車両価格を引き下げ、最大5000ドル安に

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Forbes JAPAN

新型コロナウイルスのパンデミックによる新車需要の落ち込みを受けて、イーロン・マスク率いるテスラは北米と中国で販売する車両の価格を最大6%引き下げる戦略を打ち出した。 テスラのフラッグシップである「モデルSセダン」は数千ドル値引きされ、北米での価格は従来の7万9990ドルから、7万4990ドルに引き下げられる。 最も安価な「モデル3セダン」も約2000ドルのディスカウントとなり、新たな価格は3万7990ドルからになる。「モデルX SUV」も以前より約5000ドル安い、7万9990ドルから販売される。 調査企業J.D. Powerによると、米国における4月の自動車売上は前年同期比で50%のマイナスになったという。テスラのフリーモント工場はカリフォルニア州の外出禁止令を受けて2カ月近く閉鎖されていたが、CEOのイーロン・マスクと現地当局が激しいつばぜり合いを繰り広げた後に、再開を果たしている。 テスラは中国で販売する米国製車両のモデルSやモデルXも、以前より約4%安い価格にすると5月27日の微博(ウェイボー)の投稿で宣言した。 米国に工場を構える自動車メーカーの多くは5月の初旬から工場を再稼働させており、短期間で売上を急回復させるために躍起になっている。フィアットとGMは金利ゼロのローンを用意する一方で、フォードは支払いを最大3カ月間先送り出来るプランを用意し、顧客をディーラーに向かわせようと必死だ。 60万人以上を雇用する自動車製造業の再開は、米国経済を大きく押し上げる効果が期待出来るが、工場の再開に向けては課題も多い。各工場はサプライチェーンの問題を解決し、工場内でのソーシャルディスタンス維持し、現地の法令を遵守する必要がある。 テスラのフリーモント工場は、アラメダ郡とカリフォルニア州が定めるガイドラインを遵守することを条件に先週から再稼働を許可されている。しかし、それに先立ち、イーロン・マスクは現地の法令を無視して再稼働を強行し、「これを許さないのなら1万人を雇用する工場を他の州に移転する」と当局に脅しをかけた。 マスクは州の外出禁止令を公然と批判し、当局の措置を「ファシスト」と呼んでいた。

Isabel Togoh

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