毎月Amazonで「5万円」の買い物をする妻にびっくり!つい気になったものを買ってしまうらしいのですが、賢くネットショッピングを利用する方法はありますか?
自宅にいながら買い物ができる、便利なネットショッピング。欲しかった物やお得な商品を見つけると、「つい購入してしまう」という方も少なくないでしょう。 ただし、目に入る商品を手当たり次第に購入していると、家計を圧迫する原因の一つになるかもしれません。 そこで今回は、ネットショップの平均利用額や、賢く利用する方法を紹介します。ネットショップの利用が多い方は、ぜひ参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
ネットショップの平均利用額と主な内訳は?
総務省統計局が公表した資料「2023年 家計消費状況調査 結果の概況」によると、2人以上の世帯におけるネットショッピングの支出金額は1ヶ月平均で2万3021円、利用世帯あたりの支出金額は1ヶ月平均で4万2937円でした。 また、ネットショッピングを利用する世帯は、2002年の調査開始から年々伸び続け、2023年は過去最高の53.5%という結果になりました。ネットショッピングの支出割合(2人以上の世帯)は表1の通りです。 表1
出典:総務省統計局「2023年 家計消費状況調査 結果の概況」を基に筆者作成 最も多い内訳である「食料」は2万3021円のうち約4900円、次いで「旅行関係費」は約4500円です。新型コロナウイルス感染症の影響がなかった2019年と比べ、2023年の「食料」は147.3%の増加と最も増加率が高い結果となっています。 この背景には、インターネットを通じての商品注文や購入、動画視聴などの自宅で消費できる「巣ごもり消費」が伸びたことが影響していると考えられます。例えば飲食分野では、インターネットで注文すれば飲食店から食事を配達してくれるデリバリーサービスの利用が増えている点もあるでしょう。
ネットショッピングを賢く使うには
ネットショップを賢く使うには、いくつかのポイントがあります。 ・買い物リストを作る ・送料無料にこだわらない ・カートに入れたあと一晩考える ネットショッピングを利用していると、おすすめ商品やセール中の商品など、さまざまな情報が表示されることがあります。お得だからと、買う予定のなかった商品をついカートに入れてしまう経験がある方もいるでしょう。 目に入るお得な商品を次々購入していては、毎回の購入金額が跳ね上がり家計の圧迫につながりかねません。目的以外のものを購入しないためにも「買い物リスト」を作り、それ以外はなるべく見ないようにしましょう。 また、一定の購入金額を超えると送料無料になるショップもあります。送料無料にするために、つい不要なものを追加購入しがちですが、金額によっては送料を支払った方が安く済む場合もあります。 最後に、カートに入れた商品は本当に欲しい物なのか、一晩おいて考えられるといいでしょう。急ぎで必要な商品以外は、次の日に改めてカートを見直し、いらない物は削除すれば節約につながります。