"日本語が怪しい" 悪質通販サイトに注意 国民生活センター
国民生活センターは、ネット通販サイトを利用して「商品が届かない」「返金してもらえない」など、悪質通販サイトを巡るトラブルについての注意喚起を行なった。 悪質通販サイトを利用したことで、「銀行振込で代金を支払ったが、その後、商品が届かず、事業者と連絡がとれない」「偽サイトと気付かず商品を購入してしまい、商品が届かず返金もされない」などの事例が相次いでいるという。こうした事態をうけ、国民生活センターは、悪質通販サイトを見分けるためのアドバイスを公開している。 トラブルが寄せられる通販サイトには、さまざまな特徴があり、その見分け方について下記のようなアドバイスを提示している。 ・市場では希少なものがこのサイトでは入手可能となっている ・ブランド、メーカー品で価格が通常より安い ・サイト内の説明が不自然な日本語の文章となっている ・支払い方法が限定されている。振込先の銀行口座の名義が個人名である ・キャンセル、返品、返金のルールがどこにも記載されていない ・サイト上に事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない 決済方法についても注意が必要。プリペイド型電子マネーをコンビニで購入し、電子マネー番号等の情報を写真に撮り、メール等で伝えるよう求められるような場合は詐欺の手口であるとし、絶対に応じないよう呼びかけている。プリペイド型電子マネーの情報を一度伝えてしまうと、お金を取り戻すことは非常に困難になる。 トラブルにあった場合は、速やかに決済関連事業者へ相談することが重要。クレジットカード決済の場合は、クレジットカード会社から必要な対応をとってもらえる場合があり、早急に連絡することを推奨している。 銀行振込みの場合は、お金を取り戻すことは困難だが、早急に振込先銀行に事情を伝え、相談を行なう。同時に、最寄りの警察に被害届けを提出し、その旨も振込先銀行の相談窓口に伝えるようにする。 プリペイド型電子マネーの場合もお金を取り戻すことは非常に困難だが、早急にプリペイドカードの発行会社に連絡する。併せて、最寄りの警察に被害届けを提出する。 国民生活センターセンターでは、代表的な悪質通販サイトについての情報を記載したWebサイトも公開している。
Impress Watch,清宮信志