ヤクルト・並木 100万円ダウンで契約更改 侍ジャパン入りへ「足の1枠に行けるように」
プロ4年目のヤクルト・並木が東京都港区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円ダウンの年俸1400万円で更改。今季は開幕直後の肉離れで離脱し、さらに復帰後の7月には左肩脱臼で戦列を離れ、33試合の出場にとどまった。 【写真】<ヤクルト契約更改>契約更改を終え来季の目標を色紙に込める並木(撮影・沢田 明徳) 「守備走塁で例年以上に1試での貢献はできたと思うけど、ケガが一番悔しいシーズンになった」と話し、減俸もしっかり受け止めた。そんな中で、自慢の足では10盗塁をマーク。盗塁成功率は100%で「自分が代走でいったときの得点に絡む率も去年よりも高かった」と振り返る。 今季は同じく快足が武器のソフトバンク・周東にメンタル面でアドバイスも受けた。その周東は昨年のWBCで足のスペシャリストとして侍ジャパンの世界一に貢献。今月行われたプレミア12では快足の日本ハム・五十幡が同様に侍ジャパン入りした。「(侍ジャパンに)足での1枠があるとすれば、そこへいけるようにやっていきたい。周東さんは内外野を守れるので、自分が入って行くには相当な足で信頼を得て、打撃面でももっとやらないといけないので、五十幡にも負けないようにやっていきたい」と意欲をのぞかせた。 色紙に書いた来季の目標は「盗塁王」。このオフには「魔女トレ」と呼ばれるトレーニング法にも取り組む予定で、来季は存分に走りまくるつもりだ。