中日・井上監督「親会社が新聞社…あしたの1面は俺が取るくらいの気持ちで」球団納会で選手に競争うながす
中日の球団納会が29日、名古屋市内の中日ビルで開かれた。新指揮官の井上一樹監督(53)はナインへ本紙の1面争奪戦を要求。高めている個を全面に出したアピール合戦で出場権を手にし、グラウンドで暴れた結果としてのフロントページ登場を求めた。 壇上の井上監督の言葉には熱がこもっていた。3年連続最下位を「この現実を覚えておけ」と語り始めた。失った自信を取り戻す時間は、来季への準備期間と重なる。指揮官はナインへ訴えかけた。 「競争してください。チーム内の競争に勝って試合に出る、それを目的にしてください。試合が終わったときには、ヒーローインタビューを受けてるよ、と。親会社が新聞社ですから、あしたの1面は俺が取るくらいの気持ちでやる、それが足らないのかな、と思っていました」 戦う戦力はある。細川が打線の中心に座る。岡林や村松、田中、石川昂も1軍経験を積んだ。来季29歳イヤーの3年目福永も可能性を秘める。加えて、来季移籍2年目の中田は現役を懸けた勝負イヤーを宣言している。今季、開幕スタメンを奪取した高橋周も名を連ねる。 「目立たない方がいい、いい子にしてた方がいいのかな、ではなく、ある意味、やんちゃな面も必要だと思います」。闘志は全面に。すかしている選手に居場所はない。
中日スポーツ