【沖縄県南城市】 ギャラリーのあるアートな食堂 地域に愛される「玉城食堂」
伝統を守りながら、新しい感性も自由に育んできた沖縄。そんな珠玉の物作りの素晴らしさを、より一層鮮やかに体感できるとっておきの空間へとご案内しましょう。 【画像】「玉城食堂」の人気メニュー“ルーロー飯とジーロー飯の相盛セット” などを写真で見る。 おすすめの宿、カフェなどを4回に渡りご紹介。 今回はギャラリー併設のローカルにも人気な食堂をご紹介。「なにか面白いことを……」。そんな思いから始まった集落の食堂です。
人気作家の粋を集めた地域に寄り添う食堂
◆玉城食堂(たまぐすくしょくどう) 陶芸家や画家、木工作家など9名からなるタマトラアーツ&クラフツが「老朽化した公民館で面白いことを始めたい」と誕生したのが玉城食堂だ。 名だたるクリエイターが集まっているため、物作りはお手のもの。 古い公民館を自らの手でリノベーションし、鉄骨やサッシ、天井の扇風機など公民館の名残を生かしつつ、今風のおしゃれな空間を作り上げた。 メンバーの代表でもある画家の梅原龍さんは「旅先でふらりと訪れたローカルな食堂」とコンセプトを話す。 旅行客が地元客にまざって食事をする、お店の人や地元客と語りその地域のことを知る、そんなイメージだ。 そのため店内では誰もが分け隔てなく、多くの人が訪れ、語らい、そして食事を楽しんでいる。厨房に立つのは、梅原さんと亀谷修身さん。 梅原さんが季節の食材を取り入れた期間限定の“旅をテーマにしたごはん”、亀谷さんは台湾料理を担当。 また店内の一角ではメンバーの作品が展示販売され、こちらも見逃せないスペースだ。 玉城食堂(たまぐすくしょくどう) 所在地 沖縄県南城市玉城字玉城93-3 Instagram @tamagusukushokudo ※営業情報などはInstagramにて確認を
Kazuhiro Ito