函館市 [北海道] 歴史ある港と観光の街も訪日客減で新たなインフラ構築へ
<2021年3月13日号> 函館市は北海道渡島(おしま)半島の南東部に位置する人口25万1500人の中核市である。街の歴史は古く、江戸時代には松前港、江差港と並び、松前三湊(みなと)の港町として発展してきた。明治時代、1905年には、日露戦争後のポーツマス条約によって、ロシア帝国から、日本海、オホーツク海、ベーリング海での漁業権を獲得。函館港は北洋漁業の基地として、太平洋戦争の敗戦でその権利を失うまで大いに栄えた。
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牧野 知弘 :不動産事業プロデューサー