松下洸平『放課後カルテ』ぶっきらぼうながらも心優しい“牧野先生”を好演!視聴者に愛されるキャラクターに
現在放送中のドラマ『放課後カルテ』(日本テレビ系)で主演を務めている松下洸平。同作は第1話~第5話のTVer総再生数が1000万回を突破(※ビデオリサーチにて算出)するなど人気を博しており、SNSでも話題を呼んでいる。そこで本記事では、松下の今作での演技とその反響に触れつつ、彼の俳優としての魅力にフォーカスしたい。 NHK連続テレビ小説『スカーレット』(NHK/2019年)や、ドラマ『最愛』(TBS系/2021年)といった作品で一躍注目を集めた松下。昨年は、『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(カンテレ・フジテレビ系)『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)『いちばんすきな花』(フジテレビ系)とドラマに立て続けに出演し、俳優として止まらない勢いを見せた。今年もNHK大河ドラマ『光る君へ』や『9ボーダー』(TBS系)などに出演しており、幅広い役を演じている。 【関連】松下洸平『放課後カルテ』で小児科医役に!イメージと異なる役柄で発揮される新たな魅力に注目 そんな松下が現在出演するドラマ『放課後カルテ』は、文句ばかりでぶっきらぼうな保健室の先生が、類まれな観察眼で児童たちの異変を次々と見抜き、子供たちやその家族、時には教師までも救っていく保健室ヒューマンドラマ。松下が演じるのは、学校医として小学校に赴任してきた主人公の小児科医・牧野峻だ。松下は公式コメントで、「僕なりの解釈ですが、牧野先生をただのツンケンした、何を考えているのか分からない人にはしたくない」「彼は誤解を生んでしまうことも多々あるのですが、そこには信念や、医師としての思いも詰まっているんだと思います」といい、ドラマを観る視聴者があたたかく見守りたくなるようなキャラクターにしたいとも語っていた。 赴任当初は学校医であるにもかかわらず、「保健室にはなるべく来ないでもらいたい」と言い放って周囲を驚かせた牧野だが、さまざまな悩みを抱えた児童たちの“言葉にできないSOS”を見抜き、一人一人に真摯に向き合うことで、その背中を押していく心優しいキャラクターでもある。そんな牧野の優しさが光ったのが、6年生の担任を務める篠谷陽子(森川葵)との物語が描かれた第6話だ。同話では、保護者対応や学校行事の準備などに忙殺され、児童の母とのトラブルも発生し、心身共に追い詰められた篠谷は貧血で倒れてしまう。そんな篠谷に牧野は、「そんな状態では見えるもんも見えないぞ」「理想を夢見て倒れるより、及ばないことを自覚して動けるほうがあいつらのためだろ」と声をかけるのだった。一見厳しいようにも見える言葉だが、それは篠谷のためを思ってのこと。SNSでは、「本気を伝えることが何よりの優しさ」「牧野先生なりの優しさが表れてて好き」「牧野先生サバサバしてるけど優しい!」といった声があがっており、松下演じる牧野の優しさにホッとした視聴者が多かったようだ。 ぶっきらぼうながらも優しい心を持つ“牧野先生”という役柄で、俳優として新境地を切り開いている松下。『放課後カルテ』は松下の新たな代表作の1つとなることだろう。物語のストーリー展開と共に、その演技にも注目してみてはいかがだろうか。
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