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「新型栄養失調」が増加中。現代人が不足している栄養素は

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婦人公論.jp

健康に気をつけて、バランスよく食べているつもりなのに、いま一つ元気が出ない。疲れやすいし、見た目も何だか老けてきた……。ひょっとすると、それは栄養不足が原因かもしれません。50代以降の女性が摂るべき栄養素と食べ方について、栄養カウンセラーの定真理子さんに聞きました(構成=渡部真里代 取材・文=鈴木裕子 イラスト=おおの麻里) 【イラスト】1食で摂りたいタンパク質源量の目安は? * * * * * * * ◆カロリーは十分でも必要な栄養素が不足 「いま、栄養失調の人が増えています」と言うのは、医療関係者や一般女性に栄養指導を行っている、栄養カウンセラーの定真理子さん。この飽食の時代に栄養失調とは、にわかに信じがたい話です。 「かつては栄養失調というと、満足に食事が摂れず、カロリー不足でやせ細っている状態を指していました。しかし現代は、カロリーは十分でも健康維持に必要な栄養素が不足している『新型栄養失調』が問題視されているのです」(定さん。以下同) 現代人に不足している栄養素は、タンパク質や鉄分をはじめとするミネラル類、ビタミンだと言います。 「タンパク質は、筋肉や骨、内臓、血管・血液、髪の毛や皮膚をつくるのはもちろん、感情や感覚を司る脳の神経伝達物質の材料にもなる重要な栄養素。そのため、不足すると細胞の代謝が悪くなり、さまざまな不調が起こるのです」 具体的な症状としては、疲れやすくなる、皮膚のツヤがなくなる、髪の毛が細くなるなど。つまり、老化が一気に加速することに。 「タンパク質不足の状態が続くと、筋肉量や骨量が落ち、立つ・歩くなどの機能が低下する『ロコモティブシンドローム』の状態を招き、寝たきりのリスクを高めてしまいます」

◆コレステロール値を気にしすぎないで では、なぜ新型栄養失調に陥るのでしょうか。主な原因として、インスタント食品やおにぎり、惣菜パンなどの加工品で空腹を満たすことが多くなったことによる、ビタミンやミネラルの不足が挙げられます。さらに、「50代以降の女性の場合、間違った知識に基づいた食生活を続けていることも原因」と、定さんは指摘します。 「女性は閉経前後にコレステロールや血圧、中性脂肪の数値が高くなるため、コレステロールを多く含む肉や卵を控える傾向があります。けれど、コレステロールは細胞を守る細胞膜をつくる成分で、疲労回復や代謝促進の働きをするホルモンの材料でもあります。ストレスを受けた時には抗ストレスホルモンとしても働くので、特に持病がなければ、コレステロール値を気にせず、肉も卵も魚もしっかり摂ってほしいですね」 成人女性の1日に必要なタンパク質量は平均約50グラム(具体的な摂り方は次ページ参照)。「タンパク質は絶えず分解・合成を繰り返しているため、常に補給する必要があります。意識して摂るようにしましょう」。 加えて、50代以降の女性に必要なのが鉄分だそう。 「鉄欠乏の症状は、疲れやすい、立ちくらみやめまい、イライラ、動悸・息切れ、むくみなど、更年期症状と似ています。ですから、鉄欠乏のまま更年期を迎えると、ダブルパンチで苦しむことになるのです」 タンパク質と鉄を効率よく摂るには、「『肉食』がベスト」と定さん。 「タンパク質には、大豆製品などに含まれる植物性のものもありますが、体に吸収されやすいのは、肉や卵などの動物性タンパク質です。また、肉には鉄分、しかも吸収効率の高いヘム鉄が豊富。肉食こそが、50代以降の健康維持の秘訣です」 いつまでも若々しく元気でいるためには、何をどのくらい食べればいいのでしょうか。その方法を、次ページから紹介します。 ◆あなたの栄養は足りている? 新型栄養失調のリスクをチェック □ 甘いものを食べるとイライラや不安感が収まる気がする □ 夕方に強い眠気を感じたり、集中力が落ちたりする □ 若い頃より脚が細くなってきた □ 健康のために、野菜中心の食事をしている □ 加工食品をよく食べる □ ささいなことでクヨクヨしがち □ 常にストレスにさらされている □ ダイエット&リバウンドを繰り返している □ シミやシワが目立つようになった □ めまいや立ちくらみをよく起こす 1つでも当てはまるものがあれば、新型栄養失調の疑いが。食生活を見直してみましょう

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