【Krush】近藤魁成が不可思から2度のダウンを奪う大差判定勝ち
Krush.168 ~in NAGOYA~ 2024年11月23日(土)愛知・名古屋国際会議場イベントホール 【写真】前日計量での両者のフェイスオフ ▼セミファイナル(第7試合)スーパー・ライト級 3分3R延長1R ×不可思(クロスポイント吉祥寺) 判定0-3 ※26-29×2、26-30 〇近藤魁成(TEAM3K) 不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、2019年12月には大和哲也にKO勝ち。2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。2023年3月、約4年ぶりにKNOCK OUTに出場するとバズーカ巧樹にKO勝ちも11月にOFGマッチでデンサヤームに判定で敗れ、8月のKrushでも塚本拓真に判定で敗れて連敗中。戦績は44勝(21KO)20敗3分。 近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビュー、2018年K-1甲子園を連覇。2019年5月、木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。 2020年8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場するも決勝でアクシデントによりTKO負けを喫し、またも王座に手が届かなかった。2022年8月、スーパー・ライト級に転向するが鈴木勇人にKO負け。2023年3月にヴィトー・トファネリに勝利して再起を果たしたのもつかの間、8月にFUMIYAにKO負け、2024年1月は塚本拓真に判定負け。戦績は8勝(5KO)6敗1分。 1R、近藤が強いジャブを打って前へ。不可思のローに合わせてジャブで下がらせる。徹底的にローにジャブを合わせる近藤。不可思はジャブでのけ反る。近藤は左フックも。ジャブを何度も被弾してのけ反る不可思だが、右ローは蹴り続ける。そこへ近藤がいきなりの右の飛びヒザ蹴り、ダウンを奪う。立ち上がった不可思も飛びヒザ蹴り、右ストレートを打って行く。しかし、そこへ近藤が強いジャブ。近藤が圧倒したラウンドに。 2Rも不可思は右ローを蹴り続ける。近藤は強いジャブを放ってどんどん前へ出て右やヒザにもつなぐ。近藤の左アッパーで身体が泳ぐようにしてダウンする不可思。立ち上がってもジャブ、右フックをまともにもらってしまう。さらに近藤は右フック、右アッパー。ワンツーで大きくグラつく不可思。ジャブを突いて左右ボディを打つ不可思はワンツーも。しかし近藤は前へ出てジャブを突く。右ストレートをヒットさせる吹かしに近藤はヒザを突き刺した。 3Rもジャブを突きまくる近藤に不可思は左右ボディ。右ローを蹴る不可思をプッシュして下がらせる近藤。不可思は頭を押し付けての左右ボディ連打だが、前へ出る近藤に下がらされる。右アッパーを2度突き上げる近藤。それでも不可思は左右ボディを打ち続ける。さらに右ロー。ジャブをもらってふらつきながらも“もっと来い”と不可思はカモンゼスチャー。 最後まで諦めずに戦った不可思だが、2度のダウンを奪った近藤が大差判定勝ちした。
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