メジャー移籍目指す阪神・青柳晃洋が地元の小学校訪問 年間300食の大好物…物価高でも「食べたい」
今月4日にポスティングシステムを申請し、来季からメジャー移籍を目指す阪神・青柳晃洋投手(31)が13日、地元の横浜市鶴見区内の小学校を訪問し、児童たちと交流した。 青柳は21年から横浜市鶴見区の市立小学校、市立保育園に通う子どもたちを対象に、1勝につき10万円分の本や図書カードなどの寄贈活動を行ってきた。今年は鶴見区内の全22校に図書カード3万円分、全4園に3万5000円分の本、玩具を送った。読書家の右腕は「本を読んで得ることはいっぱいある。考えが変わったり、本から影響が受けることもある。1日1ページでもいいから、みんなにも本を読む挑戦をしてほしい」と優しく語りかけた。 現在、自身も英語の勉強に悪戦苦闘しているというが、「絶対絶対あきらめない」、「日々あらゆる面で私は成長している」など本で勉強した言葉を大切にして過ごしている。来季は米国での生活が待っているかもしれない青柳。甲子園のケータリングなどで好物のラーメンを「365日のうち300日くらい」食べているといい「(米国でも)おいしいラーメンを食べたいと思います」と回答。物価の高いアメリカでは1杯2~3000円することも普通だが、らしい答えで笑いを誘う場面もあった。 21年から2年連続13勝を挙げ、2年連続最多勝、最高勝率などに輝いたが、今季は2勝止まりだった。それでも、自身の夢を追ってメジャーに挑戦する。マイナー契約も辞さない覚悟だが、子どもたちから勇気をもらい「僕自身が元気をもらえるので。少しでも小学生の記憶に残ってくれたらいいかなと思います」と話した。
報知新聞社