藤城清治さん「とちぎ光の芸術親善大使」に 県委嘱
影絵作家として世界的に活躍し那須町で美術館を運営している藤城清治さんに県は29日、とちぎの魅力を広く発信してもらおうと「とちぎ光の芸術親善大使」を委嘱しました。 「とちぎ光の芸術親善大使」は県が今年、初めて創設したもので、世界的に活躍し創作活動を続けることで人生100年時代を体現している人に知事から委嘱されます。 29日県庁で福田富一知事から藤城さんに委嘱状が手渡され、最初の親善大使となりました。 藤城さんは、1924年に東京で生まれ慶應大学在学中の1946年にアジアの影絵芝居を知って感動し、その後の創作活動に大きな影響を受けました。 1948年から雑誌「暮しの手帖」に影絵を連載し、光と影が織りなす美しい作品は世界で個展が開かれています。また、国民的アイドルとなったキャラクター「ケロヨン」の生みの親でもあります。 2013年には那須町に「藤城清治美術館」を開設し、光と影の芸術を追い求めて80年を超える集大成を発信しています。今年4月で100歳を迎え創作意欲は絶え間なく続きます。
とちぎテレビ