台湾で話題、日本のタクシーに乗った野球ファンの物語 温かい14文字に「本当に感動。日台友好」【プレミア12】
プレミア12の観戦のため訪日したファンの投稿が話題
24日まで行われた野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は台湾代表の初優勝で幕を閉じた。いまだに興奮が冷めやらない台湾では、東京ドームに観戦に訪れた台湾ファンと日本人タクシードライバーの心温まる交流が話題に。現地メディアも「日本の野球ファンの人柄は相変わらず素晴らしい」と称賛している。 【画像】台湾の野球ファンを感動させた日本のタクシー運転手のメッセージ キッカケとなったのは、ある台湾人の野球ファンが25日にSNSの「スレッズ」につづった1本の投稿だった。このファンは日本を訪れ、プレミア12の台湾の試合を観戦したという。その際にタクシーに乗車。台湾メディア「民視新聞網」は運転手との交流について「日本のタクシー運転手が台湾野球の優勝に14文字の温かいメッセージ」との見出しで報じている。 記事では「タクシーに乗ると、運転手は彼が台湾人だということに気が付いた。日本語ができないから、運転手とはグーグル翻訳を使って話をした。運転手は彼の荷物が少ないのを見て野球の観戦に来たのではないかと思ったらしい」と運転手の気遣いを紹介している。 「運転手も試合の中継に夢中になったらしく、今年の台湾選手はとっても強いとほめてくれた。ここ数日、台湾ファンをずいぶん乗せたけれど、みんな夢中になって台湾のスポーツを盛り立てている感じだったとも言ってくれた」と運転手が台湾代表の奮闘ぶりとともに、ファンの熱気などを称賛していたことにも触れた。 このファンは自身の投稿で「残念ながら10分ほどで下車した」「翻訳ソフトの操作もしなければならないので、あまり多くは話せなかった」と残念がったことを記している。それでも、下車する際に運転手が翻訳ソフトを使い「恭喜獲勝(勝利おめでとう)」「台湾棒球会変得更強大(台湾の野球はもっと強くなるね)」と伝えてくれたことを明かし、「本当に感動した。台日友好」と締めている。 「民視新聞網」は「今年は日本が台湾に大敗したにもかかわらず、野球ファンの人柄は相変わらずすばらしく、台湾野球が今後更に強くなると惜しげもなく称賛してくれる。気温わずか10℃の日本に温かさがもたらされた」と記事を締めている。
THE ANSWER編集部