マン・Cが7度目のコミュニティシールド制覇! ユナイテッドとのダービーをPK戦の末に制す
FAコミュニティシールドのマンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドが10日にウェンブリー・スタジアムで開催された。 【動画】ガルナチョの個人技弾もB・シウヴァが意地の一撃! 昨季プレミアリーグ王者とFAカップ王者が対戦するFAコミュニティシールド。ユナイテッドが勝利した昨季FAカップ決勝と同カードの対戦となった。 試合は序盤からポゼッション力で上回るシティがユナイテッドを押し込んでいく展開となる。22分にボックス右から仕掛けたボブが際どいシュートを放ったシティは、24分に決定機。敵陣でL・マルティネスのミスパスを拾うと、ボブのパスをボックス右で受けたマカティーが左足でシュートを放つ。しかし、これは左ポストに弾かれて先制点とはならない。 ハーフタイムにかけてはユナイテッドも反撃の時間をつくる。右ウイングのアマド・ディアロの仕掛けを軸に押し返すと、37分にはバイタルエリアを侵攻し、最後は正面のカゼミーロからパスを受けたラッシュフォードがボックス左でシュート。だが、フリーでファーを狙ってシュートは枠の右にはずれ、チャンスを逸する。 0-0で迎えた後半、ユナイテッドは54分にボックス左手前でボールを受けたB・フェルナンデスが右足を強振してシュートをゴール右上に突き刺すも、わずかにオフサイドでノーゴールに。そのユナイテッドのテン・ハーグ監督は、58分過ぎにガルナチョやペリストリなど4選手を変更する。対するグアルディオラ監督も64分に新戦力のサヴィーニョらを送り出す。 互角となった終盤、ユナイテッドはカウンターからガルナチョがクロスを入れると、正面で走り込んだラッシュフォードがフリーでダイレクトシュート。しかし、左ポストにシュートを当ててしまい、この絶好機を活かせない。 それでも、82分にはユナイテッドのヤングスターが魅せる。ボックス右手前でボールを持ったガルナチョがカットインしてボックス正面に侵入し、左足でシュート。これがゴール右に決まり、ユナイテッドが先制した。 しかし、リーグ王者も意地を見せる。89分、ボックス右奥で仕掛けたボブがクロスを入れると、ファーサイドのベルナルド・シウヴァがヘッド。右サイドバックで起用されていたペリストリに競り勝ったB・シウヴァがヘディング弾を決めて1-1と追いついた。 結局、試合は1-1で終了し、勝敗の行方はPK戦に委ねられることに。両チーム1人ずつが失敗して8人が蹴ったPK戦を7-6で制したシティが2019年以来5年ぶり7度目のコミュニティシールド制覇を決めた。