ECB、今後数四半期に段階的追加利下げへ=ポルトガル中銀総裁
[リスボン 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は13日、ECBは今後数四半期でさらに段階的に金利を引き下げ、依然として「抑制的な水準」にある政策金利を緩和するとの見通しを示した。 新たなショックがなければ、金融政策は数四半期後には正常化し、金利は2%に近づくとした。 12日の理事会での0.25%ポイント利下げについては「幸いにも完全な合意に基づいたもの」だったと述べた。 ECBは12日、中銀預金金利を0.25%ポイント引き下げ、3.0%とした。域内の政情不安による経済成長への影響や米国との新たな貿易戦争のリスクを踏まえ、2025年の追加利下げの可能性に含みを残した。