AirPods Max 登場! オーバーイヤー型で6万1800円(税別)!
iPhone 12シリーズ、Apple Watch Series 5、SE、iPad Air、M1搭載Mac……とこの秋、怒濤の新製品ラッシュを見せたアップルが、最後にまだ『クリスマスプレゼントに最適な製品を発売する』というウワサがあったが、それが真実になった。
今年最後の新製品は、AirPods Max!
今年最後(のはず)の新製品は、オーバーイヤー型ヘッドフォンのAirPods Max。価格は6万1800円(税別)と少々お高いが、原音に忠実なサウンド、H1チップを使ったアダプティブイコライゼーション、アダプティブノイズキャンセリング、空間オーディオを使った非常に高級な『全部入り』ヘッドフォンだ。
40mm口径のダイナミックドライバで原音に忠実
ご存知のように、AirPodsは登場するやいなや、スタイリッシュなフルワイヤレスヘッドフォンの完成形として大人気を博した。ケースから出した途端にiPhoneと接続され、面倒なペアリングの手間を一切消し去ったのが特徴的だった。 続くAirPods Proは、フルワイヤレスタイプのインイヤースタイルであるにも関わらず、アクティブノイズキャンセリング機構を搭載し、スマホと連携するヘッドフォンの新しい(非常に高い)基準線となった。 新しい AirPods Maxは、それらH1チップによる先進的なアクティブノイズキャンセリング、アダプティブイコライゼーション、そしてアップデートでもたらされた空間オーディオを、40mm口径のダイナミックドライバーを持つ本格的なオーバーイヤーヘッドフォンに組み合わせた。 実は筆者は、この製品のウワサが流れているのを読んで、本格的なオーバーイヤーヘッドフォンの領域はbeatsに任せておくだろうと思っていたから、この製品の登場に驚いている。
『コンピューテーショナルオーディオ』とは?
アップルはこの製品を表現するのに『コンピューテーショナルオーディオ』という表現を使っている。 iPhoneの写真が、レンズを使って光学的に撮影できる映像の領域を越えた表現を『コンピューテーショナルフォトグラフィ』として実現しようとしているのと同様に、原音をそのまま表現しようというのではなく、人が感じる音像をコンピュータの演算能力を使って再現しようということなのだろうか? 普通に聞くより、よりクリアで、より解像度が高く、より定位に優れ、高音から低音まで豊かな表現をおこなおうというのだろう。