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「幸福」を追い求めすぎると「不幸」になる?専門家がシェアする人生のアドバイス

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ハーパーズ バザー・オンライン

 SNSなどの普及により、「幸福」について考える機会が増えている現代。しかし、その「幸福」を追い求め続けることで、逆に「不幸」になってしまっているように感じることはないだろうか?  そこで、NYのワイル・コーネル・メディカル・カレッジの精神科の臨床インストラクター、精神科専門医助手で、positiveprescription.comの創設者のサマンサ・ボードマン(Samantha Boardman)博士に、この問いに関して話を聞いてみた。 【写真】有名医師が教える、自宅での「コロナ疲れ」解消法

Q:幸福を追い求めることが、逆に私を不幸にしてしまっているのでしょうか?

私たちは、幸せであることのメリットを絶えず再認識させられています。例えば、幸せな人のほうがより成功し、いいセックスができて、友だちが多く、体つきもいい…など、数多くあります。全体的に幸せのメリットを裏付ける証拠がある一方で、「幸せ」についてや、どうやってそれを追い求めるかを考えれば考えるほど、幸せを見つけにくくなることが研究からわかっています。 まず、ひとつには、幸せであることがいかに大事かと言われることは、失望感につながります。自分がどのくらい幸せかを絶えず分析していると、実際に経験する能力が弱まります。途方もない喜びを与えてくれない普通の瞬間は失敗のような気がするのです。 他のマイナス面としては、絶えず幸せを追い求めていると、孤独になるということです。個人や個人的に得るものを重視すると、他人とのつながりにダメージを与えます。作家のパーカー・パーマー(Parker Palmer)はかつて、「“私は自己中心的で利己的で自己防衛的な人生を送って、間違いなくよかった“と言って死んでいく人はいない」と、指摘しました。 そこで、一瞬一瞬の幸せよりもっと大事な何かを見つけることで、世の中に貢献でき、他の人の役に立てるのです。つまり、意義と目的です。 幸せを感じる(そしてそれをSNSでシェアする)という社会的なプレッシャーが、非常に強いのが現代です。私は、たいてい、あるいは常に幸せを感じないのでどこかおかしいのではないかと心配している患者を診てきました。私がその人たちに言ったのは、幸せを追い求めることにあまりフォーカスしないで、良いことをもっと追い求めなさいということ。そうすれば、物事はうまくいきます。 エレノア・ルーズベルト(Eleanor Roosevelt)が次の名言を残しています。 「幸せは目標ではない。副産物である」と。

Translation: Mitsuko Kanno From marie claire.com

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