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巨人6000勝の軌跡~1800勝 川上監督の作戦が的中 大洋に完封勝ち

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スポーツ報知

 巨人が19日の阪神との開幕戦(東京ドーム)に勝利し、球団通算6000勝を達成した。  スポーツ報知では、「巨人6000勝の軌跡」と題して、1000勝から100勝ごとの節目勝利を、当時の記事で振り返る。  * * *  1962年9月30日、セ・リーグの巨人対大洋ダブルヘッダー(後楽園)で2位大洋は前日に続き、巨人に3連敗。首位阪神は対国鉄ダブルヘッダー(甲子園)に連勝した。そのため阪神は1試合を残して74勝を記録、大洋は4試合を残して70勝。阪神が最終戦(3日・対広島・甲子園)に敗れ、大洋が残り試合(対巨人、中日各2)に全勝しても74勝で同率となる。11月2日大洋が巨人戦に負けると阪神の優勝が決まり、大洋は全勝のうえ阪神が負けた時、優勝決定戦に持ち込む以外にペナントをつかむ機会がなく、阪神の優勝は決定的となった。パ・リーグは東映の優勝が30日に決まったので、11月13日から始まる日本シリーズは阪神-東映の初顔合わせになりそうである。  ◆巨人3-0大洋(1962年9月30日・後楽園)(2試合開催の第1試合)〔勝〕城之内(54試合23勝12敗)〔敗〕秋山(72試合26勝12敗)〔本〕長嶋24号(鈴木隆)  大洋は1回から積極的な初球攻撃だ。巨人のマウンドは村瀬。ボールが速く、1回は5球で済まして危なげなかったが、2回1死を取ったところでさっと伊藤に代わった。川上監督予定の行動。大洋に左打者が続くからだ。  伊藤は島田(幸)には中前へ打たれたが後をピシャリ。巨人のこの作戦は成功した。  中3日休んだ秋山の方が危なかった。ボールが走らずいつものコントロールのさえもない。先頭の長嶋を内野安打で出した2回は後続を抑えたが、3回に1点取られた。遊撃内野安打の須藤を二塁に置いて国松が左前へ。外角球を合わせたうまい流し打ちだ。  すぐ4回、大洋にもチャンスが来た。長田、近藤(昭)が連安打した2死一、三塁。だがここで出てきた城之内に代打グルンが空振りの三振。川上監督の強気な作戦がここでも当たった。  その裏巨人はまた1点。王、池沢の四球と森の左前安打が飛び出した。後半はますます巨人のペース。城之内が力いっぱい投げ込んで大洋はチャンスから見放された。  大洋も5回から代わった2番手鈴木(隆)が見違えるようなピッチングだったが、連続4個目の三振を王から取って喜びすぎた。6回、長嶋に1-1から無造作に内角打ち頃のコースに投げ、アッという間に右翼席へ。これで勝負は完全に決まった。大洋は7回から出した佐々木(吉)が城之内と互角に投げ合い、初顔合わせを無難に終わらせたのがせめてもの慰めだった。(大村)

報知新聞社

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