【King Gnu】あなたが好きな曲はなに?
King Gnuは常田大希さん、勢喜遊さん、新井和輝さん、井口理さんの4人で構成されているミクスチャーバンド。その音楽性は「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と呼ばれ、高い芸術性と強い個性で多くの人を魅了しています。 【画像:ランキング7位~1位を見る】 今回は、King Gnuの楽曲の中から代表的な3曲を紹介します。
●Prayer X
2018年にKing Gnuが初めてリリースしたCDシングルであり、アニメ・BANANA FISHのED曲。ボーカルの井口理さんはPrayer Xについて、「誰しもが持つ葛藤と祈りの歌」と表現しています。ほの暗さを感じさせるメロディーや諸行無常にも通じるような歌詞に、共感した人も多いのでは? YouTubeで公開されているアニメーションで構成されたMVも必見。1人の男性が周囲の人々に翻弄され、最後には自らの手で命を絶つというストーリーは意味深で、中毒性があります。
●三文小説
ドラマ・35歳の少女のテーマソングとして書き下ろされた楽曲。事故に遭い25年間眠り続けたことで、体は35歳ながら心は10歳のままの女性が主人公の物語に合う、誰にも理解されない孤独な心にそっと寄り添うような深い愛情を感じさせる歌詞が印象的です。 井口理さんのやさしく透き通った歌声は美しく、楽曲全体に静ひつな美が満ちています。三文とは値打ちがない、安いという意味ですが、タイトルや歌詞にこのフレーズを使うセンスにはただ脱帽するしかありません。
●白日(配信限定)
2019年、坂口健太郎さん主演のドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」のために書き下ろされた、白日。作詞・作曲をした常田大希さんは、自身のInstagramで前年に友人を立て続けに2人亡くしたことを明かし、生と死を強く意識し、強い影響を受けたことをつづっています。 YouTubeで公開されているMVは、メンバーが曲を奏でる姿が映されている全編モノクロのシンプルなもので、曲そのものの魅力をより際立たせています。King Gnuは白日で、第70回NHK紅白歌合戦に初出場。悲しみや憤りの中にも、ひとすじの希望や祈りを見いだせるような名曲です。
ねとらぼ調査隊