娘と息子が無事独立、55歳からのコンテスト挑戦「人生を豊かにするため競技を続けたい」
8月24日、神奈川・茅ヶ崎市民文化会館で「マッスルゲート神奈川大会」が開催された。コンテストの登竜門として人気の舞台において、ビキニフィットネスマスターズの部(35歳以上)と一般の部で2冠を達成したのが長谷川洋子だ。 【フォト】しなやかなポージングで魅せた56歳・長谷川のステージショット
外資系半導体メーカーで働く彼女は現在56歳。以前から筋トレが好きで鍛えていたが、コンテストに挑戦したのはつい昨年のことだ。娘と息子が独立したこと、ジム仲間からの後押しも相まって挑戦を決意した。 「年齢的に、やっておけばよかったと後悔するのはもったいないので、私にできるならがんばってやってみようかなと思って挑戦してみました」 今シーズンは今大会が3戦目。積極的に積んできた経験と、毎日行なっているというポージング練習の成果か、堂々としたステージングが際立った。 「競技を始めてよかったと思う反面、やっぱり私には向いてないんじゃないかなと自信を喪失してしまい、やめようかと思ったこともありました。今も自信はありませんが、今回、自分でも想像していなかった優勝をいただけたのですごくうれしいです。今後も自分の人生を豊かにするために、この競技を続けていけたらいいなと思っています」 体を磨くとともに人生も豊かにする。彼女の挑戦は、そんなボディメイクの魅力を体現しているように思えた。
取材・文・写真/森本雄大