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人生100年時代。2020年「公的年金制度の改正」でどうなる?3つのポイント

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LIMO

働き方が多様化する現在、年金制度もさまざまな就労に対応しやすくするよう見直しがされています。厚生労働省が2020年に発表した「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案の概要」をみると、年金の在り方の見直し、選択肢の拡大など年金制度の強化が図られています。年金により高齢期の経済基盤が充実することで、老後の安心や長く働きたい人への支援にもつながることでしょう。 「人生100年時代」といわれ、高齢期の収入確保は長い人生を考えるうえで大切なキーポイントとなります。一方で、「老後2000万円問題」など老後の金銭面にまつわる不安は根深いものがあるでしょう。みずほ総合研究所が2020年3月に発表した「年金改正法案のポイントと評価」によると、押さえておくべき大きなポイントは3点に分けられます。同報告書を参考にしながら、今回の改正案における焦点を整理し、年金制度について考えてみました。

老後の受給額アップ!「短時間労働者への厚生年金適用拡大」

今回の年金制度改正のなかで最も注目すべき点といわれているのが、この「短時間労働者への厚生年金適用拡大」です。これまでは健康保険の適用外となっていた週30時間未満の短期労働者が、厚生年金の対象者となる制度です。つまり、自営業者とその配偶者(第一号被保険者)や第二号被保険者の扶養に入っているパート・アルバイト主婦(第三号被保険者)の区分が、第二号被保険者にシフトすることになります。 これまで、第一号・第三号被保険者は基礎年金のみでしたが、第二号になると基礎年金+厚生年金の支給となるため、年金支給額が増加すると見込まれます。  この対象となるには ・1週間の労働時間が20時間以上 ・雇用期間が1年以上見込まれる ・月額賃金が8.8万円以上 ・学生ではない の4条件に加え、勤め先が「厚生年金の被保険者が常時501人以上・国または地方公共団体に属する」適用事業所であるときです。

働き方の多様化に対応。「受給開始年齢の選択肢の拡充」

65歳から受給開始となる老齢年金ですが、現行では前後5年ずらして60~70歳の間で受給開始年齢を選ぶことができます。繰り上げて早めにもらう場合は減額され、繰り下げて時給時期を遅くすると受給金額が増えるという仕組みです。 今回の改正では、繰り下げ可能な時期を10年に伸ばし、受給開始年齢を60~75歳で選べるようになります。長く働くことで、さらに年金を増額するという選択肢が増えるのです。受給年齢の繰り下げは1ヵ月あたり0.7%増額になりますが、この改正により75歳から受給を開始する場合、1.84倍の年金を終身で受けることができます。年金に頼らず65歳以降も働くことができる人は、受給年齢を75歳まで繰り下げることで生涯収入のアップにつながるかもしれません。 また、受給年齢を繰り上げて早くもらい始めた場合も、これまでは0.5%減額だったのが0.4%減額に改正されます。

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