「半導体製品と家庭食事の消費財に経営資源を集中」 旭化成・小堀秀毅社長が語る2021年の展望
新型コロナウイルスの感染「第3波」が拡大する中で2021年が始まった。社会や経済活動が大きく変容し、デジタル変革や脱炭素への対応など課題も山積する。旭化成の小堀秀毅社長に、新年の展望や経営戦略を聞いた。 ―新型コロナウイルス禍で事業環境はどう変化したか。 「命と健康への意識が非常に高まった。地球環境への注目も高まり、脱炭素社会への道が見えてきたことも大きい。この変化に対応することで、ビジネスチャンスが生まれる。一方、従来は期待していたが、今後の成長を見通せなくなった事業も出てきた。例えば繊維関係では、外出時に着るような洋服向けの素材で需要が減っている」
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