柴三郎の地上絵、カレンダーに 小国町の全世帯に配布へ 新千円札発行記念
小国町出身の細菌学者、北里柴三郎(1853~1931年)の新千円札発行を記念して10月に「地上絵イベント」を催した実行委員会は、当日ドローンで撮影した写真を印刷した来年用のカレンダー(縦75センチ、横42センチ)を作成した。町内全世帯に無料配布する。 イベントは柴三郎の生家跡近くの研修宿泊施設「木魂館」で、町内外から約1500人が参加してあった。カレンダーは3500部作成。涌蓋山[わいたさん]を望むグラウンドに2024本の黒い雨傘で描いた柴三郎の似顔絵(縦88メートル、横66メートル)が浮かぶ。 実行委はイベント後、動画や写真を町商工会のホームページなどで公開し、観光PRに活用している。カレンダーのQRコードからもイベントの動画、写真が見られる。同商工会は「当日参加できなかった人も改めて柴三郎博士を身近に感じてほしい」と話した。(花木弘)