「今まで発想になかった」ニンジンがデザートに “耕すシェフ”が手がける地産地消ランチ 農家と消費者が語り合い楽しみながら
ランチのメニューは全部で7品。前菜は炙ったサンマをナスのテリーヌに乗せ北村さんの畑で獲れたベビーリーフなどを盛り付けます。さらに唐辛子の粉をまぶして揚げたコメのチップを添えました。 肉料理で、和牛の炭火焼きに合わせて用意されたのはミニ広島菜です。この広島菜を燻製にして、和牛ローストの上に盛り付けます。事前に作った“オール広島”のゆず胡椒を添えました。 デザートのティラミスとジェラートです。実は材料はニンジンです。ジェラートは葉っぱから茶を作りシロップを加えました。 ■「もっともっと楽しい広島に」 肉料理の薬味にも使われた唐辛子の生産者が北村さんに声をかけました。 唐辛子生産者 吉岡紘さん 「本当に唐辛子なんてメインにならないんで、どれだけ、ほかのものを引き立てるものにしてもらえるかっていうのを、うちら一番そこを見る。そういう意味で本当によくして頂いたなあ」 北村さんにとって努力が報われた一言でした。2時間に及んだ地産地消のランチ会北村さんは最後、こう締めくくりました。 北村英紀シェフ 「食材を通して、また人間同士のキャッチボールができれば、もっともっと楽しい広島になるんじゃないかなと思います」
中国放送