【ジャパンC】ディープ産駒のラストクロップ・オーギュストロダンで参戦のムーア騎手「最高のレースにしたい」
「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」レビューVol.3
11月16日(土)、テレビ東京で「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」が放送された。 レース映像】エリザベス女王杯(GI)|スタニングローズ(C.デムーロ) 世界各国のトップホースが集結して頂点を競う日本最高峰のGⅠレースだが、イクイノックスが制した2023年はロンジンワールドベストレースを受賞。 名実ともに世界一の称号を手にしたことで、世界のホースマンたちの注目度がより一層アップした。 その中でも今回はジャパンC最多タイとなる4勝を挙げている武豊をはじめ、今年のブリーダーズCに参戦した世界各国のトップジョッキーへとインタビュー。 世界を知る彼らにとっての「ジャパンC」とはいったい、どんなレースなのか?
そんなジャパンCには、武豊とも引けを取らない世界的な名手がやってくることもしばしば。中でも日本の競馬ファンに強烈なインパクトを与えたのは、イタリア出身の名手、ランフランコ・デットーリだろう。 1996年のジャパンCをシングスピールで制したのを皮切りに、これまでにジャパンCでは3勝をマーク。海外所属の騎手では最多勝となる記録を持つ世界屈指のトップジョッキーは現在、活動拠点をアメリカに移して活躍を続けている。 アメリカと言えば、ジャパンCでも好走馬が多く、これまでに4勝を挙げるほど。これは外国勢の勝利数では最多タイとなる。そんなアメリカのデルマー競馬場に向かい、日本競馬の躍進について語ってもらった。 2024年のブリーダーズCの開催地となったデルマー競馬場には当日、世界各国のトップジョッキーが集まっていたが、2019年にスワーヴリチャードでジャパンCを制したオイシン・マーフィーも現地にいた。 「ジャパンCはとても重要なレースで、僕が若いころにスミヨンがエピファネイアでジャパンCを勝ったのを見て日本に期待と思った。スワーヴリチャードで勝てて夢のようだった。1番人気ではなかったからプレッシャーは感じなかったけれど、最後の走りが良かったからチャンスはあると思った。とても興奮したよ」 北米でGⅠ200勝オーバーというアメリカの名手、マイク・スミスも日本の競馬について「とてもタフになった」と高い評価を口にした。 「ここ数年でどんどん強くなっているよね。今年もかなりの数の日本馬がブリーダーズCに出走したようにレベルが高くなったよ」