MotoEのヘレステスト1回目が完了。最終日はレースシミュレーションも実施
3月4日、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで、2021年シーズンの『FIM Enel MotoE World Cup』(MotoE)の1回目となる開幕前テストが3日間の日程で行われた。最終日はエリック・グラナド(ONE ENERGY RACING)がトップタイムを記録した。 【写真】大久保光(AVANT AJO MotoE)/2021MotoE第1回ヘレステスト Energica Motor Company(エネルジカ・モーターカンパニー)の電動バイク『Energica Ego Corsa(エネルジカ・エゴ・コルセ)』とミシュランタイヤのワンメイクで、開催3年目を迎えるMotoE。3日間のプレシーズンテスト1回目が終了した。 テスト3日目は最高気温が20度でドライコンディションのなか行われ、グラナド、ドミニク・エガーター(DYNAVOLT INTACT GP)がオールタイムラップレコードを更新した。 また、このテストで初めてMotoEの電動バイクに乗った大久保光(AVANT AJO MotoE)は「MotoEのマシンに乗るのは初めての経験でしたが、得た感覚にはとても満足しています。パワーのある楽しいバイクなので、この3日間はとても楽しかったです。全体的にテストはうまくいき、少しずつ進歩しました」と語った。 「僕たちは仕事を続ける必要があり、進歩し続けたいので、ヘレスでの次のテストも楽しみにしています。クルーたちはプロフェッショナルであるため、良かったです。アジョモータースポーツに加入できてうれしいです。一緒に素晴らしいことができると信じています」 1度目と2度目のセッションの間には、レースシミュレーションが実施。グリッド上では新たに投入されたバッテリーチャージャーが使用された。 2回目のプレシーズンテストもスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで、4月12~14日に実施される。 ■2021MotoE:第1回ヘレステスト 3日間総合リザルト(編集部集計) Pos./No./Rider/Team/Motorcycle/Time 1/51/エリック・グラナド/ONE ENERGY RACING/エネルジカ/1’47.553 2/77/ドミニク・エガーター/DYNAVOLT INTACT GP/エネルジカ/1’47.583 3/11/マッテオ・フェラーリ/TEAM GRESINI MotoE/エネルジカ/1’48.200 4/54/フェルミン・アルデグエル/OPENBANK ASPAR TEAM/エネルジカ/1’48.243 5/40/ジョルディ・トーレス/PONS RACING 40/エネルジカ/1’48.263 6/61/アレッサンドロ・ザコーネ/OCTO PRAMAC MotoE/エネルジカ/1’48.392 7/18/チャビエル・カルデルス/AVINTIA ESPONSORAMA RACING/エネルジカ/1’48.488 8/3/ルーカス・トゥロヴィッチ/TECH3 E-RACING/エネルジカ/1’48.553 9/71/ミゲール・ポンス/LCR E-TEAM/エネルジカ/1’48.571 10/9/アンドレア・マントヴァーニ/TEAM GRESINI MotoE/エネルジカ/1’48.667 11/6/マリア・エレーラ/OPENBANK ASPAR TEAM/エネルジカ/1’48.719 12/78/大久保光/AVANT AJO MotoE/エネルジカ/1’48.892 13/19/コランタン・ペロラーリ/TECH3 E-RACING/エネルジカ/1’49.245 14/68/ヨニー・エルナンデス/OCTO PRAMAC MotoE/エネルジカ/1’49.269 15/80/ジャスパー・イウェマ/PONS RACING 40/エネルジカ/1’50.014 16/21/ケビン・ザンノーニ/LCR E-TEAM/エネルジカ/1’50.659 17/14/アンドレ・ピレス/AVINTIA ESPONSORAMA RACING/エネルジカ/1’51.611 [オートスポーツweb ]