尹大統領支持率 過去最低の11%=弾劾「賛成」は75%
【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップは13日、全国の18歳以上の1002人を対象に10~12日に実施した調査の結果、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週から5ポイント下落し、就任後最低の11%になったと発表した。不支持率は就任後最高の85%だった。 3日に「非常戒厳」を宣言したことが影響したとみられる。韓国ギャラップは「非常戒厳で8年ぶりに迎えた弾劾政局は過去よりはるかに速く動いている」と分析した。2016年12月に弾劾訴追案が可決された当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領の11月初旬~12月初旬の6週間の支持率は4~5%台にとどまった。 尹大統領を支持する理由は「外交」(22%)、「非常戒厳宣布」(10%)、「不正腐敗・汚職根絶」「頑張っている・最善を尽くしている」「公正・正義・原則」(いずれも4%)などの順だった。 支持しない理由は「非常戒厳事態」(49%)が最も多く、「経済・国民生活・物価」(8%)、「全般的にうまくできていない」(6%)、「経験・資質不足、無能」「独断的・一方的」「コミュニケーション不足」(いずれも5%)、「統合・協力政治不足」「金建希(キム・ゴンヒ)夫人を巡る問題」「国家混乱・不安」(いずれも2%)などが挙げられた。 尹大統領の弾劾案には回答者の75%が賛成し、21%が反対した。与党「国民の力」の支持者は27%が賛成、66%が反対した一方、最大野党「共に民主党」の支持者は97%が賛成、3%が反対した。 回答者の71%が非常戒厳宣言は「内乱」と答えた。 尹大統領の早期退陣を前提に韓悳洙(ハン・ドクス)首相が国民の力と協議し、国政を運営する案については23%が賛成、68%が反対した。 政党支持率は国民の力が前週より3ポイント下落した24%、共に民主党は3ポイント上昇した40%だった。「祖国革新党」は8%、「改革新党」は4%、支持政党がない無党派層は23%だった。 非常戒厳宣言による混乱の収拾を巡り、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長や共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表、国民の力の韓東勲(ハン・ドンフン)代表、韓悳洙氏の4人の信頼度を問う質問では禹氏が56%の支持を得た。李氏は41%、韓悳洙氏は21%、韓東勲氏は15%だった。
Copyright YONHAPNEWS <転載、複製、AI学習禁止>