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国立天文台の「6mミリ波電波望遠鏡」、日本天文遺産に認定

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 日本天文学会は9月6日、国立天文台(三鷹市大沢2)などで利用され宇宙電波天文学の礎を築いた「6mミリ波電波望遠鏡」を第2回日本天文遺産に認定した。(調布経済新聞)  日本天文遺産とは、歴史的に貴重な天文学・暦学関連の遺産を保存し、次世代に普及・活用を図る目的で制定。2018(平成30)年度第1回日本天文遺産には、日食・月食・オーロラなどの天文現象が記録された藤原定家の日記「明月記」と、江戸時代の天文台遺構として唯一現存する「会津日新館天文台跡」が認定されている。今回は3月発表予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていた。  6mミリ波電波望遠鏡は1970(昭和45)年、同天文台(当時の東京大学東京天文台)三鷹キャンパス内に完成。波長の短い電波を観測する望遠鏡としては国内初で、世界で3番目。直径6メートルと小型ながら、新たな星間分子の検出、オリオン星雲や天の川銀河の中心領域での星間分子の分布観測など、画期的な成果を挙げ日本の宇宙電波天文学の黎明期を支えた。  同望遠鏡で培われた技術は1982(昭和57)年、当時の世界最大・最高性能ミリ波望遠鏡である野辺山宇宙電波観測所の45メートル電波望遠鏡の建設に貢献。アルマ望遠鏡(チリ)の観測・研究など、現在の宇宙電波天文学の発展につながっている。  同望遠鏡は三鷹キャンパスから水沢キャンパス(岩手県)、野辺山キャンパス(長野県)と活躍の場が移り、錦江湾公園(鹿児島県)で運用を終えた。2018(平成30)年に三鷹キャンパスへ戻ると、日本の宇宙電波天文学の歩みを伝える重要な歴史的資産として保存・公開されている。  今回はほかに、天文図の描かれた「キトラ古墳天井壁画」(奈良県)と、日本で最初の近代的な皆既日食観測が行われた「明治20年皆既日食観測地及び観測日食碑」(新潟県)も認定された。

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