NBA伝説のコービー・ブライアントが壊れたナイキ靴のウィリアムソン“今後論争”に反論
レイカーズ一筋で20年プレー。NBA王者5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、歴代2位の1試合81得点の記録を作るなど超スーパースターとしてNBAに君臨してきたコービーは、ローワー・メリオン高校卒業時に大学進学をせず1996年のNBAドラフトで全体の13位指名でレイカーズに入団した。 当時は、大学経由が常識だったが、前年のドラフトでケビン・ガーネットが20年ぶりに高校卒でドラフト指名を受けていたためコービーもアーリーエントリーを宣言した。最初はシャーロット・ホーネッツに指名されたが、「レイカーズに行けないならデューク大へ進学する」と主張したためトレードでレイカーズに入団している。そういう経緯を持つ伝説のプレーヤー、コービーの意見だけに反響は大きく、CBSスポーツやスポーティングニュースなどの全米のスポーツメディアが、この発言を取り上げた。 現在、ウィリアムソンはプレーを再開していないが、CBSスポーツによると、ウィリアムソンは怪我が完治すれば復帰してプレーする考えであることを表明しており、デューク大の監督も、もうこの問題について彼と話し合うこともしていないという。 またデューク大のチームメイトでウィリアムソンと同じくルーキーのRJバレットは、ニューヨークポストの取材に対して「そもそもリスクを負うつもりがないなら彼はデューク大に入学していないだろう。彼はバスケットボール選手なんだ。彼はバスケットというゲームが大好き、デューク大が大好きで、仲間とプレーすることも大好きなんだから」と明言。ウィリアムソンがコービーの主張通りに大学でプレーに復帰する考えであることを証明している。 コービー発言が、ウィリアムソンの“今後”を巡る大論争に終止符を打つことになるのだろうか。いずれにしろウィリアムソンが、NCAAのコートに復帰するまで、この論争にゴールはないのかもしれない。