青森市の人気ラーメン店「(年間)300万円近いコストアップ…」“令和の米騒動”から約2か月… 次はコメの『価格』が高騰… それでもなんとか継続の「ライスの無料提供」
“令和の米騒動”と呼ばれる現象が起きた2024年。 今、またコメを巡って価格の高騰という新たな課題が持ち上がっています。 【『コメの取り引き価格』をグラフで見る】 全国のコメの取引価格が10月は最高値を更新し、青森の「まっしぐら」は前の年と比べて倍近い185%となりました。 ■“令和の米騒動”から約2か月 コメ不足は解消のようでも『価格』は… 倉島彩能 記者 「スーパーには他の県でとれたコメも並んでいますが、このうち青森の『まっしぐら』は、取引価格が一気に上がりました」 店先から米袋がなくなった“令和の米騒動”と呼ばれる現象から約2か月。青森県板柳町のスーパー「いとく板柳店」にも、各県でとれた多くの新米が並び、騒動が起きた時のようなコメ不足は解消されたようです。 ただ、気になるのは「価格」です。 店を訪れた人は 「高いと思います。去年から見るとすごい高い」 「去年から見ればコメの代金は倍もらっています。それだけコメが高くなったということ」 店によりますと、店頭価格は2023年に比べて2割程度上がっていると言います。 そして19日、農林水産省はコメの出荷団体と卸売業者が売り買いする際の価格を示す10月の相対取引価格を発表しました。 ■倍近い価格上昇の「銘柄」も… 年を追うごとにジグザグを続けていた取引価格は、2023年の同じ月と比べて2024年は57%上昇。全銘柄平均は玄米60kgあたり2万3820円でした。さらに、青森の「まっしぐら」は2万6352円で前の年と比べて、倍近い185%となりました。 価格の上昇に一工夫を迫られているのは「家庭」だけではなく「飲食店」も同じです。 河村庸市キャスター 「コメの値上がりへの対応として、こちらの店ではライスの無料サービスを継続しますが、その分、多くのメニューで値上げに踏み切りました」 ■青森市の人気ラーメン店「(年間)300万円近いコストアップ…」 青森市にあるラーメン店「麺山 駒込本店」です。店が売りにしているのはライスの無料提供です。 麺山を訪れた客は 「ラーメンに合いますので、ついついご飯は進んでしまいますね」 週末は30合の釜で9回ほどコメを炊き、月に800kgほど消費することから価格の上昇は大打撃です。
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