コレクター魂に火がついた! ヨタハチと同じエンジンのミニエースまで購入! 夫婦で楽しむ旧車生活|トヨタ2U型エンジン搭載車を集める夫婦 Vol.3
トヨタ2U型エンジン搭載車を集める夫婦 Vol.3 社会人になると同時に、ローンを組んでトヨタスポーツ800を購入したオーナーの福冨さん。 その後30年以上を共に歩み、自宅でメンテナンス&レストアをしながら、旧車のある生活を楽しんでいた。 空冷エンジン搭載車ならではの空気抜きのスリットが印象的なミニエースと、ミニエースバンの自宅レストア作業の様子【写真10枚】 そしてそんなヨタハチで旧車ライフを楽しむ佳誉さんをみて、自分も旧車に乗りたいと思うようになったパートナーの綾さん。以前から興味があったパブリカのコンバーチブルをネットオークションで発見。 ひと目で気に入り、手に入れた。 こうしてヨタハチとパブリカコンバーチブル、2台の2U型エンジン搭載車が揃ったところで、佳誉さんのコレクター魂に火がついた。パブリカコンバーチブル購入から2年ほど経ったころ、同じエンジンの商用車であるミニエースを個人売買で購入。そのすぐ後にネットオークションでミニエースバンを見つけ、これも入手。現在精力的にレストアを敢行中だ。 いつのまにか4台の2U型エンジン搭載車が、ガレージに収まった福冨さん宅。次のターゲットは絶滅危惧車の7人乗り、ミニエースコーチだそうだ。 ミニエース(トラック)の荷台は一方開き。荷台前方のいわゆる「鳥居」は、購入時から装着されていた。 2U-B型エンジンはシートの下に収まる。ワンキャブレター仕様で36ps/4600rpmのパワーを発揮。 空冷エンジン搭載車ならではの空気抜きのスリットが、フロントのタイヤハウス後方に設置されているのが特徴だ。 佳誉さんによると、エンジンルームは手が入りづらくて、メンテナンスがかなり大変らしい。 当然ながら、車内は商用車そのもので、他の2U型エンジン搭載車とはドライビングポジションが異なる。PIVOT製の汎用タコメーターが、スパルタンな雰囲気を醸し出す(笑)。 取材時は、1973年式ミニエースバン・スタンダードのレストア真っ最中の時期。 電動ツールも揃えていて、手にしているのはボディパネルの表面を削ってならす変速ランダムサンダー。 ちなみにミニエースの荷台は、ふだん工具やレストアに使う資材の置き場になっているそうだ。 ミニエースバンのレストアは、マスキングも細かなところまでていねいに行っていた。ミニエースバンを買い取る時に、前オーナーが「本当は何とかしたかったんだけど、後はお任せしたい」と言ったそうで、「レストアが完成した時には、ぜひ見せてあげたい」と佳誉さん。ちなみにまだ計画中の話だが、このミニエースバンは移動販売車に改造して、コーヒーショップにしたいとか。ぜひ実現していただきたい。 トヨタスポーツ800の2U型エンジンも自分でメンテナンスする福冨さん。長年の愛車であり、レストアも自分でやっているので、クルマの隅々まで知り尽くしている。写真のツインキャブ仕様は、790ccで45ps/5400rpmのパワーを発揮する。
Nosweb 編集部