W杯予選で苦戦中のカタールが指揮官交代…スペイン出身のルイス・ガルシア氏が監督に昇格
カタールサッカー協会(QFA)は11日、同国代表を率いるマルケス・ロペス監督の退任、およびルイス・ガルシア新監督の就任を発表した。 退任が発表されたロペス氏はスペイン出身の現在62歳。エスパニョールでエルネスト・バルベルデ監督(現:アスレティック・ビルバオ)やミゲル・アンヘル・ロティーナ氏のアシスタントコーチを務めた後、同クラブやシント・トロイデン、アル・ワクラなどを率い、昨年12月にカルロス・ケイロス氏の後任としてカタール代表監督に就任した。AFCアジアカップカタール2023では、チームを史上5カ国目の連覇に導いている。 一方、新監督に就任したガルシア氏はスペイン出身の現在43歳。現役時代はマジョルカやエスパニョール、レアル・サラゴサなどでプレーし、2019年の引退後はレアル・マドリードの下部組織やエスパニョールの指揮官を歴任。昨年12月にカタール代表のアシスタントコーチに就任し、ロペス監督のスタッフとしてチームを支えてきた。 アジアカップ連覇を果たしたカタール代表だが、現在開催中のFIFAワールドカップ26アジア最終予選では苦戦が続いている。ここまで6試合を消化し2勝1分3敗という成績に留まっており、直近ではアラブ首長国連邦(UAE)代表に0-5と大敗。グループAでイラン代表、ウズベキスタン代表、UAE代表に次ぐ4位となっている。なお、ガルシア新体制の初陣は、アラブサッカー連盟が主催し、今月半ばに開幕するガルフカップとなるようだ。 QFAは退任するロペス氏に向けて「我が国の代表チームを率いていた間の献身と功績に心から感謝する。今後の活躍を祈っている」と綴っている。
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