契約更改を行った高橋光成

　西武・高橋光成投手（27）が13日、球団事務所で5500万減の年俸2億1000万円（金額は推定）で来季の契約を更改した。 　10年目の今季、高橋はキャンプ中に発症した右肩違和感のため開幕ローテーションを外れ出遅れ。4月半ばに初先発をしたが15試合に先発し0勝11敗、防御率3・87と結果を残せなかった。 　昨オフに取り組んだ肉体改造で7キロ増量、112キロでシーズンに臨んだものの大きくなった体を使いこなすことができず、1960年の近鉄・大津に並ぶパ・リーグワーストの開幕11連敗を喫した。 　高橋は「みなさんも分かるように本当に苦しかった1年でしたね。こんなことあるのかなというのが起きて…。でも今思えば、本当にいい経験ができた1年でしたし、今後の野球人生に絶対にプラスになってくる1年でした」と悪夢のシーズンを前向きに語った。 　続けて「悪い時にいろいろなものが見えてくる。コンディショニングはもっとこうした方がいいとか、自分の調整方法はこうなんじゃないかとか、今まで良かった時には考えもしなかったことを考えるようになった。そこは本当にプラスだと思う」とも語った。 　かねてから希望しているメジャー挑戦について「そこはもうずっと夢なんで僕の思いは強いですけれど、来年は西武のために投げたいという気持ちがもっと強い」とした。 「今年は投球フォームも探り探りでケガもありましたし球速もでなかった。フォームをガラリと変える時期だと思っていて今はそこに集中しています」という高橋。「西口さんが付けていた背番号を僕が継がせていただいていますし、西口さんに特別な思いがありますので貢献したいと思います」と背番号13を受け継いだ西口監督を男にすることを誓っていた。