全豪OP連覇を狙う大坂なおみのネットを“破壊“した183キロサーブに海外メディアも驚嘆「サーブ爆弾」「力強いパワー」
英国のBBCも「大坂は初戦に説得力のあるプレーで勝利」「サーブの1本でネットを壊した力強いプレーがあった」と紹介。同じく英国のイブニングスタンダード紙は「大坂のタイトル防衛が始まる」と、初戦突破を紹介する記事の中で、ネット破壊事件ではなく、そのグランドストロークを評価した。 「2013年以来、この舞台で女子選手では初となる連覇に向けて、大坂は落ち着き、昨年の大会序盤とは好対照の立ち上がりを見せた。22歳(の大坂)は時間をかけずに2度ブレークし、相手よりも1つ上のレベルにあることを見せつけ、第2セットにリードを許すが、すぐに反撃。容赦のないグランドストロークを何本か打ち込み、勝利へ向けて大声をあげて、次の4ゲームを取った」と続けた。 試合後、大坂は「1回戦はいつもナーバスになるんだけど、ストレートで勝てて良かった」と初戦突破にほっとした表情を浮かべた。 2回戦の相手は、世界ランキング42位のジェン・サイサイ(中国)。サイサイを破れば、3回戦に注目カードが待っている。 1回戦ではビーナス・ウィリアムズ(米国)が、15歳の新星、コリ・ガウフ(米国)にストレートで敗れる波乱があった。全豪初出場となるガウフが、昨年のウィンブルドンに続いて世代交代を象徴するような快挙を演じた。順当に進めば大坂は3回戦で、このガウフと対戦することになる。 昨年の全米オープンでは大坂が競り勝ったが、敗れて意気消沈しているガウフをインタビューに優しく呼び入れて世界中を感動させた。ガウフにとっては大坂へリベンジを果たす試合となるが、実現すれば世界が注目の一戦となりそうだ。