涼しげメダカ市民に癒やし 伊予署ロビー 気軽に相談 雰囲気づくり(愛媛)
愛媛県の伊予署ロビーにメダカの入った鉢がお目見えし、涼しげな様子が猛暑の中で訪れた人の目を楽しませている。署が伊予市や松前町と推進する「伊予路に安全・安心レインボー作戦」にちなんだ取り組みで、赤や白、黒など色とりどりの体長3センチほどのメダカが、元気よく泳いでいる。 発案したのは高木章史刑事課長(59)。犯罪を厳しく追及してきた一見近寄りがたい風貌のベテラン刑事だが、約10年前に趣味でメダカ飼育を始めた。現在は自宅で500匹以上を飼っており「静かに泳ぐメダカを見ていると心が安らぐ」と優しい笑顔に変わる。署での設置提案について「市民にとって警察署は近寄りがたい存在。相談や被害届などを出す際、心のハードルが少しでも下がれば」と説明。「訪れた方も癒やされてほしい」と期待する。
愛媛新聞社