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iPad新モデルはどれだけ売れる? 過去3年間の販売データで占った

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BCN

 9月15日(日本時間:9月16日未明)にアップルが恒例の新製品発表会を開催した。今年は生産の遅れが影響してiPhoneの発表は延期。少し拍子抜けしたという人もいるかもしれないが、iPadは魅力的な2モデルがお披露目された。果たしてどれだけ売れるのか。全国の家電量販店やECショップから実売データを集計している「BCNランキング」の過去3年間のデータをもとに占った。  過去3年でiPadの新モデルが発表されたのは4回。2018年9月に「iPad Pro 12.9(第3世代)」「iPad Pro 11(第1世代)」、19年3月に「iPad Air(第3世代)」「iPad mini(第5世代)」、19年9月に「iPad(第7世代)」、20年3月に「iPad Pro 12.9(第4世代)」「iPad Pro 11(第4世代)」が世に送り出された。    グラフではアップルと市場全体それぞれの19年8月の販売台数を「1」とした場合の指数を示した。iPadは常に市場の6~7割のシェアを握っているので、基本的にはアップルの動きに市場全体が連動する構造になっている。20年4月だけは在庫不足の影響でアップルのみが例外的に落ち込んでいる。  読み取れることはいくつかあるが、まず市場が極めて活況であることが分かるだろう。3年間を通して18年8月の基点を下回ることはほとんどなく、新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事や教育でデジタル化が進む20年上半期は安定して「1.5」前後の高い数値を示している。  上昇幅がもっとも大きいのは19年12月だ。これはアップルが「iPad(第7世代)」を発売から3カ月後のタイミングで、年末商戦で一気に需要が拡大したためだ。高価格帯の製品が多く手が出しづらいという側面もある同社だが、iPad(第7世代)は3万円台と比較的お手頃価格で従来のファン以外も取り込んだことが要因と思われる。    発表されたばかりの新モデルに話を戻そう。新たにラインアップされたのは「iPad Air(第4世代)」「iPad(第8世代)」。前者はフラグシップのiPad Pro並みのスペックや新色を含む5種類のカラバリを揃えるなど、ユーザーの購入意欲を刺激するポイントが多い。後者は、プロセッサーはアップグレードしているものの変化自体は少ない。ただ、第7世代同様に価格は3万円台で購入しやすいモデルとなっている。      先ほど示したデータを参考に販売動向を予測すると、今回の新製品はこれまで以上に幅広い層にリーチできる布陣なのではないかと思う。iPad Air(第4世代)はiPad Proを検討するハイエンド志向のユーザーにもヒットするし、カラバリを目当てに下のモデルから乗り換えるユーザーも多そうだ。  iPad(第8世代)は爆売れした第7世代の後継機ということもあり、これまでiPadを触ったことがないという人にも響く一台になるだろう。第7世代登場から1年も経っていないので、同程度に売れることは難しいかもしれないが、今後しばらくはアップルの独走を支える稼ぎ頭になるはずだ。(BCN・大蔵 大輔) *「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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