「すごく大きくてビックリ」…川崎市北部でイノシシの目撃情報が相次ぐ
川崎市内で8日午前からイノシシの目撃情報が相次いでいる。12日には多摩署管内で12件の110番通報があり、市は近隣住民に注意を呼びかけている。 【写真と動画で見る】「すごく大きくてビックリ」 目撃情報が相次ぐ 最初の目撃情報は8日午前11時ごろ。同市多摩区菅城下で見つかり、同日午後10時20分ごろには同区菅北浦2丁目でも目撃された。 川崎市では9日午前7時半ごろ、市防災行政無線で住民に注意喚起を促した。 10日から13日にかけては、多摩区西生田2丁目、宮前区潮見台、麻生区東百合丘3丁目などでも複数回目撃されている。12日午後10時35分ごろ、多摩区長沢の駐車場で遭遇した女性はスマートフォンで撮影し、「うわさのイノシシ見つけたよ。何しろすごい大きくてビックリ」と話した。 今年10月にも多摩区内の多摩川河川敷でイノシシの目撃情報があったが、1度きりだったという。直線距離で5キロ近く移動しており、市の担当者は「大変驚いている。興奮すると走って襲ってくる習性があるので、住宅地で捕獲することは極めて危険。何もなく生息地に戻ってほしい」と願っていた。
神奈川新聞社