東海地方の50社が膵臓がん啓発 名古屋大発のバイオベンチャーと
豊田合成やサッカーJ1名古屋グランパスの運営会社といった東海地方の50を超える企業・団体などが、膵臓がんのリスクを啓発する取り組みを共同で行っている。膵臓がんの死亡者は増加傾向にあり、早期発見につなげる狙いがある。尿によるがん検査キットを開発した名古屋大発のバイオベンチャー、Craif(クライフ)の呼びかけに応じた。 厚生労働省などによると、膵臓がんはがん種別の死亡者数で2023年に胃がんを抜いて第3位になった。早い段階で症状が出にくく、現時点で早期発見のために有用な検査手段は確立されていない。 参加企業は店舗や会員サービスを通じ、顧客に膵臓がんの情報を伝える。