【福岡10区】自民は保守分裂 野党は共闘崩れ 激しい選挙戦に
事実上の選挙戦がスタートしました。北九州市の東側、門司区・小倉北区・小倉南区をエリアとする福岡10区は激しい選挙戦が予想されています。 【写真を見る】門司区・小倉北区・小倉南区を エリアとする福岡10区 前回議席を獲得した立憲民主党は共産党との共闘が崩れ、議席奪回を目指す自民党は保守分裂の状態となっています。 ■裏金に対抗か 無料の国政報告会を開いた前職 衆議院解散から一夜明けた10日、立憲民主党・前職の城井崇氏(51)は朝早くからJR小倉駅前の交差点で道行く人にあいさつをしていました。 立憲・前 城井崇氏(51)「前衆議院議員のきいたかし本人です」 地域のイベントなどに顔を出して1人でも多くの支持者に会おうと臨時国会の間も、北九州と東京の間を毎日のように往復してきました。 9月には入場無料の国政報告会を開き、パーティー券を巡る裏金問題に揺れる自民党との違いを強調して支持固めを図ります。 ■前回選挙は約3500票差だった 城井氏は、前回の選挙でおよそ3500票差で自民党の候補を破りましたがこの時は共産党との共闘でした。 今回は共産党との共闘関係が崩れ、その分、票を減らす可能性があります。 立憲・前 城井崇氏(51)「私は必ずしもそうは思っていません。この3年間、国政野党の地元での右代表としてやってきました、今回臨むにあたっても、石破自民党政権に対抗する野党の軸の中心を担うという形で訴えを続けています」 ■「自民党は自分一人なんだ」公認の県議 福岡10区の議席を奪還したい自民党は、去年8月の党員投票で6割を超える票を集めた福岡県議会議員の吉村悠氏(38)を公認しました。 自民・新 吉村悠氏(38)「絶対頑張りますので、ありがとうございます」 小倉南区の公園で行われたグラウンドゴルフ大会で次々と参加者に声をかけ握手を求める吉村氏。 吉村氏は、4期13年、小倉南区選出の県議会議員を務めながらこまめに地元を回り「日本一の草の根運動」だと胸をはります。 同じく小倉南区選出の県議会議員だった父・元秀氏も全面的にバックアップ。