市の除雪「力入れて」82% 札幌市民意識調査 「よくやっている」43%
札幌市が行った2024年度3回目の市民意識調査で、「力を入れてほしい政策」は、「除雪」が過去2番目に高い82・7%で、政策別では15年連続で1位となった。「除雪」は、「よくやっている政策」では前年度と同じ4位で、一定程度評価された。昨冬の降雪量が平年並みだったことや、除雪体制を強化したことが影響したとみられる。
調査は昨年10月、市が無作為に抽出した18歳以上の男女5千人に調査表を郵送。「除雪」「公共交通の便利さ」「防災対策」など22の政策について評価を聞いた。47・9%に当たる2393人から回答があった。 「除雪」を「力を入れてほしい政策」に挙げた人は、現在の調査法となった15年度以降で最多だった23年度の83・0%を0・3ポイント下回った。区別では厚別の87・4%が最も多く、北区の85・2%、豊平区の83・3%と続いた。年代別では40代が91・0%、50代が87・2%、30代が87・1%と目立った。 これに対し、「除雪」を「よくやっている政策」と答えた人は、前年度比1・8ポイント増の43・5%。市は個別の理由は聞いていないが、昨冬の市内の降雪量の累計が平年値を21センチ下回る458センチだったことや、市が除排雪事業費を積み増したことが影響したとの見方がある。