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「フィットネスの目標達成のためには、毎日トレーニングを欠かしてはならない」と考える人は少なくないのでは？ 【写真】筋トレに休息日を設けるメリットとは？ 短期的な効果は期待できるかもしれない。だが、長期的に見ればケガのリスクを高めてしまうなどの危険性がある。「レストデイ（休息日）」、つまり、筋力トレーニングを休む日を設けることは誰にとっても必要なのである。 トレーニングには計画性が必要だということを改めて意識して、焦ることなく休息時間を確保すべきだ。トレーニングを続ける上で必要な「休息日」について、ここで少し学んでみよう。

休息日の役割と目安

コンディションが絶好調で、トレーニング熱が高まる時期もあるだろう。そんな状態であれば、休むのは「もったいない」と、ついつい考えてしまうものだ。そのような思考になりがちな人ほど「休息日」の必要性を、知ってほしい。 そもそも、「休息日」の役割とは、「激しい運動やトレーニングを避けて、ストレスを解放し、肉体的・精神的・社会的な意味で自分自身を充電する」ことに集中することなのだ。 「重要なのは、十分なリカバリー（回復）ができるように、トレーニング強度を調整すること」とフィットネストレーナーのカート・エリス（C.S.C.S）は説明している。「つまり、1週間であれば、高強度、低強度、高強度、低強度、中強度、高強度、休息日──といった具合に、日々の強度を変えて取り組む」のである。

休息日の効果を高めるために

重要なのは「休息日」の意味を正しく理解し、間違った「休息日」を過さないことだ。 「今日は休みだと言って、動き回るのは得策ではありません」とエリスは注意を促す。「休息日」の活動は、最低限に留めておきたい。軽めの運動であっても、できる限り避けたいところだ。エリスの場合、「休息日」には負担のかかる運動は避け、せいぜい4000歩のウォーキング程度に留めているという。 瞑想や呼吸法、マッサージ、軽めのストレッチなど、回復の役に立つ取り組みに充てるのも「休息日」の過ごし方として良いだろう。