ソフトバンク・小久保監督

　プロ野球のパ・リーグは23日、ソフトバンクが4年ぶり20度目（南海、ダイエー時代を含む）のリーグ優勝を決めた。就任１年目の小久保裕紀監督（52）がナインの手で宙を舞った。 　優勝へのマジックナンバーを「1」としていたソフトバンクは京セラドーム大阪で昨年まで3連覇のオリックスと対戦して勝利。1989年の福岡移転後は10度目のリーグ制覇で、球団発祥の地である大阪で初めて優勝を決める「里帰りV」となった。 　小久保監督は2012年にソフトバンクで現役引退後、日本代表「侍ジャパン」監督を務め、21年にヘッドコーチとして球団に復帰した。22年から2シーズンは2軍監督を務め、23年にファーム日本一を達成。内部昇格で今季から監督として常勝軍団再建を託され、１年目で覇権奪回を成し遂げた。 　 　小久保監督は福岡移転後のホークスに新人として入団したOBで初めての監督で、恩師でもある王貞治球団会長が見守る中での胴上げとなった。新人監督のリーグ優勝は21年のオリックス中嶋聡監督に続き21人目で、ソフトバンクでは15年の工藤公康監督以来。その工藤監督が成し遂げた就任1年目での日本一を目指し、まずは10月16日に本拠地みずほペイペイドームで始まるクライマックスシリーズファイナルステージに臨む。 【ホークス福岡移転後の優勝】 優勝年　日付　　　決定時の試合球場 〈ダイエー〉 1999年　9月25日　福岡ドーム　 2000年　10月7日　福岡ドーム 2003年　9月30日　千葉マリンスタジアム 〈ソフトバンク〉 2010年　9月26日　Kスタ宮城 2011年　10月1日　西武ドーム 2014年　10月2日　ヤフオクドーム　 2015年　9月17日　ヤフオクドーム 2017年　9月16日　メットライフドーム 2020年　10月27日　ペイペイドーム（コロナ禍で胴上げなし）　 2024年　9月23日　京セラドーム大阪