知識ゼロから5年で1000万! 杉原杏璃に聞いた、株初心者がやるべきこと、やってはいけないこと
グラビアクイーンとして大活躍中だった杉原杏璃さん。23歳のときに、株式投資を始め、今や1憶円以上の資産を運用し、“株ドル”と呼ばれ、取材に講演にと引っ張りだこの日々です。そんな杉原さんの最新著書が、『マンガでよくわかる株1年生~億り人 杉原杏璃と一緒に』(かんき出版)。そのタイトル通り、株初心者にも分かりやすい内容の超入門書。 なぜ、日本人は「株=怖い」と印象を持っている人が多いのか? そこで、これから株を始めてみたいと思っているwith読者のために、株のいろは、そしてアラサーで考えるべきお金と人生のことをレクチャーしてもらいました。今回は「実際に株を始めるときのHow to」についてお届けします。
人の話を鵜呑みにはしないで! 購入する銘柄の選び方
――今回は、実際に初めて株を買うときの心得のようなものを教えてもらえますでしょうか。そもそも論なのですが、まずどんな株を買えばいいものですか……? 杉原杏璃さん(以下、杉原) 私のおすすめは「好きなところを深く」です。私の場合はゲームが好きなので、そのセクターの中で同業他社を見比べて買うところを決めました。好きなセクターなら、この会社はテレビゲームが強いとか、スマホゲームが得意とか何となく知っていますし、興味もあるのでいろいろ調べると思うんです。たとえば女性だったら、よく使っている化粧品会社など良いかもしれません。「この会社は新しいシワ対策クリームを出すから、それが流行るはずだわ」とか、そういう視点で選んだっていいんです。 反対に、よく知らないけど大手だからとか、人のオススメを鵜呑みにして買うのはダメ。まず失敗しますし、もし上手くいったとしてもそれはたまたま。長い目で見て、儲からないと思いますから。 ――株を買う以上は、その会社の経営状況とかも調べたほうがいいんでしょうか? 杉原 無料で各企業の決算やチャートは見られますから、ざっとでも見たほうがいいと思います。そうすると、「過去3年の間で株価がピークに上がっている時期があるな」とか「前期比はどうかな?」とか「前年同期比はマイナスになっていないかな?」とかが分かる。となると、業績は良くても株価自体はあまり上がらない可能性が高いので、「やめておこう」といった判断ができますから。 もう少し勉強してみたいなら、『会社四季報オンライン』や『Yahoo!ファイナンス』、あと『株探』とか見てみるのもいいと思います。どれもスマホで気軽にチェックできますから、自分に合うものを選んでみてください。最初は難しく感じるかもしれないですけど、しばらく目を通していると見方が分かるようになってきます。 やっぱり株は、自分で調べて買うのが一番。人の話を鵜呑みにして買うと、勉強にもならないし、楽しくもないのでやめてしまう可能性が高いです。何より損をしたときに人のせいにしてしまうので、人間関係にヒビが入りますから!