この冬は寒くない! あったかインナー5選【今週のいいもの】
今週のテーマは「あったかインナー」。 【記事を読む】いまほしい! あったかインナー5枚
連載「今週のいいもの」では、毎週ひとつのテーマを設けて、GQの視点で選んだ5点のアイテムを紹介する。12月14日から18日週のテーマは「あったかインナー」。本格的な寒さの到来に備えて、いまのうちに防寒性の高いインナーウェアを買っておきましょう! スノーピークのニット この秋、あらたにつくったのはベースレイヤー。一般的にメリノウールが使われることが多いこのアイテムに、ベビーアルパカを採用した。ウール本来のなめらかさと光沢があり、体温調節機能に優れるベビーアルパカは1頭で2着分しか採れず、また、2年に1度、計2回の毛刈りを限度とするきわめて貴重なウールだ。アンデス山脈の文化継承を謳うパコマルカ・アルパカ研究所に信頼されるザ・イノウエ・ブラザーズだから用意できたファブリックである。 スタティックのカットソー ウールのポテンシャルを存分に引き出すべく考案したのがボーダー状に設けた凹凸だ。凹部分が通気、凸部分が吸汗の役割を担うという寸法である。さらなる速乾性を具現すべくポリプロピレンを混紡した。街着ではラグランショルダーがもてはやされる昨今だが、スタティックはあえてセットインを採用している。ラグランの場合、汗を吸った生地の重みがそのまま肩にかかってしまうからだ。ショルダーラインは前後2カ所にトップをもってくるパターン。これにより、より体にフィットし、バックパックを背負ったときのゴロツキも回避されるという。 デサント ポーズのカットソー ボディに採用したのはオーストラリア産のメリノウール。クリンプ(縮れ)が多く、弾力性に優れ、しなやかな肌触りがあるのみならず、通気性と吸水性に富む。ブルーグレーの美しい色合いもメリノウールの賜物だ。コンパクトなサイジングと相まって、ジャケットにレイヤードしても見劣りすることのない存在感がある。 ナナミカのカットソー ナナミカ定番のボーダーTがシルエットをアップデートした。身幅にゆとりをもたせたボクシーなシルエットはモダンのひと言。それ1枚でもジャケットやコートにインしてもさまになる。ついつい手を伸ばしたくなるTシャツになるだろう。 サロモンのハーフジップ スキーからランニングまで、あらゆるアウトドア・アクティビティへの対応を謳うサロモンのハーフジップ。ボディに採用したのは軽やかであたたかなリブ編みのフリースだ。速乾性と通気性をそなえたファブリックが衣服内の湿気をコントロール、快適に過ごすことができるという。