メールで送信!宇宙飛行士が米大統領選へ「宇宙から」投票
11月3日に投票日を控え、日々注目が集まっているアメリカ大統領選。期日前投票などが始まっている中、NASAの宇宙飛行士のケイト・ルービンスさんが地球から約400キロ離れた宇宙から投票。 【写真】ビーチに宇宙まで!アメリカの選挙の意外な「投票所」 現在、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のケイトさんは、2016年の大統領選も宇宙から投票。今回の選挙に関しても、宇宙へ行く前の9月、AP通信にこうコメント。 「民主主義に参加することは大切で、宇宙から投票できることを光栄に思います」 そして10月23日には、投票が完了したことを手作りの「投票ブース」の写真とともにTwitterに投稿。 NASAによると、宇宙から投票するためには他の不在者投票と同様に、連邦郵便はがき申請書(FPCA)を用いるそう。これは軍人とその家族が米国外にいるときに記入するものと同じフォームで、宇宙飛行士は打ち上げ前に記入することで、宇宙からの選挙に参加する意向を示すのだという。 通常、宇宙飛行士は訓練のためにヒューストンに移動するため、ほとんどの人はテキサスの住民として投票することを選択。自分の出身州の居住者として投票したい場合は、自治体と協力して宇宙から投票するための特別な措置をとるのだとか。 そこからさまざまなテストを行い、宇宙飛行士は国際宇宙ステーションから電子投票用紙をメールで送信。こうして正式な1票になるのだそう。 そして今回の投票について、ケイトさんはこう発信。 「投票することは本当に重要だと思います。宇宙から投票できるので、みなさんも地上から投票できるはずです」 NASAは、2024年に宇宙飛行士を月に、そして最終的には火星に送ることを計画中。もしかすると次の大統領選も、宇宙からの投票が実現するかも。