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奈良クラブの新たなる野望 新社長、中川政七の革新的な戦略とクラブビジョン

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「N」のロゴに込められたもの―新社長、中川政七とは何者か?

奈良クラブの新たなる野望 新社長、中川政七の革新的な戦略とクラブビジョン

奈良クラブ社長の中川政七。【写真:宇都宮徹壱】

 現在JFLに所属する奈良クラブが鮮やかに生まれ変わる。新社長に就任するのは奈良で創業三百年以上の歴史を誇る中川政七商店の中川政七、44歳。ビジネス手腕に長けた異能の持ち主だ。クラブのGMには今まさに黒船のごとく日本サッカー界を席巻している林舞輝、新進気鋭の23歳(取材時)。実力者たちが集った新生奈良クラブで何が起ころうとしているのか。新社長の中川のほか、ボードメンバーの証言をもとに紐解いた。(文:宇都宮徹壱 2019年2月発売『フットボール批評23』を転載) ■プロフィール 中川政七(なかがわ・まさしち) 奈良県出身。奈良の秀才が集う東大寺学園から京都大学法学部へ進学。卒業後は富士通に入社するもその後家業を継ぐことを決意し、創業から三百年以上続く老舗・中川政七商店の十三代目に。18年までに全国の51店舗、42億円の売り上げを誇るまでに成長させた。18年3月、千石あや氏を新社長に据えると(中川家以外からは初)、自らは経営の第一線から退き、奈良クラブの新社長に就任した。奈良クラブとの付き合いは10年から。翌年からユニフォームのデザインを手がけ、日本の伝統文様を前面に押し出した独特のスタイルは、他クラブのサポーターや海外でも話題になった。

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  • 「あをによし」で染め上げられた、少しバランスを崩した「N」。新しく生まれ変わる奈良クラブの象徴だ。【写真:宇都宮徹壱】
  • ボードメンバーのひとりで「N」のロゴをデザインしたデザイナーの山野英之。【写真:宇都宮徹壱】
  • これまでクラブをワンオペ状態で切り盛りしてきた矢部次郎。地元の奈良育英高校の出身で、名古屋グランパスでもプレーした。【写真:宇都宮徹壱】
  • 奈良クラブの新GMに就任した林舞輝。英国の大学とポルトガルの大学院でコーチ学を学び、ジョゼ・モウリーニョの講義を受けていたという。【写真:宇都宮徹壱】

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