「いつまで働きたい?」定年延びる高齢者“現役”希望はどのくらいいるのか
65歳以上の労働力人口は全体の11%以上に
ちなみに、高齢者の雇用は07年から10年にかけて経済情勢が悪化したことを受け、60~64歳の完全失業率は3.9%から5.7%まで上昇しましたが、15年は3.4%となり、15歳以上の全年齢雇用の割合と同じ値にまで改善しています(総務省「労働力調査」)。 実際、少子高齢化を背景に、労働力人口における65歳以上の割合は増え続けています。15年の労働力人口6598万人のうち65歳以上は11.3%にあたる744万人になりました。335年前の1980(昭和55)年の65歳以上の労働力人口は、全体の4.9%でしたが、その後、徐々に増えていき、9%を超えた2012年以降は毎年0.6~0.7%の伸びで上昇しています。(総務省「労働力調査」)